クリアケースサーバを使おう ClearCase Server

 

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クリアケースを使う(導入編)

クリアケースをインストールして、さぁ使うぞ!と、言う前に色々とやらないといけないことがあります。それらをする上で、僕が見てきた問題と解決方法について。ほとんどインストール編だな、こりゃ。と書いたあとに思った

レジストリサーバにする

インストールしたてのクリアケースはそのサーバ自身はレジストリーサーバとして働くようになっていません。これはインストール時に自身をメインレジストリサーバと設定してもです!これってイマイチなんですが、自身をレジストリサーバにすることはいたって簡単です。

1. rgy_svr.confファイルを以下の場所に置く /var/adm/atria/rgy

touch /var/adm/atria/rgy/rgy_svr.conf

2. 中身を編集

vi /var/adm/atria/rgy/rgy_svr.conf
<rgy_svr.conf>
master <- この1行を書く

3. クリアケースサーバの再起動

レジストリパスワードを設定する

VOBを作成する時に、パスワードを設定する必要があります。
これを忘れてVOBを作成しようとすると、「The registry does not have a configured password」。レプリカをインポートしようとすると、「multitool: Error: Access for privileged modification of theregistry was denied.The registry does not have a configured password. multitool: Error: Unable to register VOB mount tag: ClearCase object not found」。ってエラーがでます。新しいサーバをたてた時ってよくこれ忘れて、一人ちょっと赤面。解決方法はコマンド一発です!

/usr/atria/etc/rgy_passwd
Password:

で、パスワードを入力してください。スーパユーザじゃないとダメです。

●補足
レプリカ作成失敗のエラーを出すとレジストリエリアにごみがたまるので

/usr/atria/etc/rgy_check -vobs

で replica_uuid を調べて、それを消し

cleartool unregister -vob -uuid <vob_uuid>

さらに、実際のVOBストレージを消す。

rm -r -f /<vob_storage> ←気をつけてしましょう

これでOKのはずだが、作り直すとなぜか一回目は
以下のようなエラーが出るが、同じコマンドをもう一度やるとうまくいく。なぜ?!

The packet can only be used to create replica "japan.v6"
- VOB family is ca8e61bc.724a11d6.b505.00:01:80:f9:a8:06
- replica OID is 772152e4.c8de11db.9bc2.00:01:83:10:50:27
Should I create this replica? [no] yes
Processing packet ./repl_02-Mar-07.16.45.45_28424_1...
multitool: Error: Vob server operation "Setup" failed.
Additional information may be available in the vob_log on host "japan"
multitool: Warning: Error initializing vob_server.
multitool: Error: Vob server operation "Create Container" failed.
Additional information may be available in the vob_log on host "japan"
multitool: Error: Unable to create directory "/japan_data/vobstorage/japan_vob.vbs/
s": No such file or directory.

ライセンスについて

クリアケースは使用時にライセンスが必要になります。で、ライセンス自体の設定は簡単なんですが、それを取得するのは結構面倒くさいかもしれません。IBMのサイトにアクセスしてホストIDを入力して取得する必要があります。ライセンスにはClearcase用とMultiSite用があります。マルチサイトで使用の場合はユーザ人数=Clearcase用ライセンス数=MultiSite用ライセンス数が必要です。

●ライセンスファイルの確認方法

/usr/atria/bin/clearlicense

ログは結構ながいので割愛しますが、現在の最大、使用中、使用中のユーザなどの情報が見れます。

●ライセンスファイルの場所

less /var/adm/atria/license.db
#Rational ClearCase & MultiSite Licences.
#hostid_80fabd56
-license ClearCase RATL *.20 NONE 4dfa0a53.********.02
-license MultiSite RATL *.20 NONE 4db903e8.********.02
-timeout 30
-user sysadmin tokyo yokohama

●プライオリティについて

ライセンス使用者にプライオリティをつけることが出来ます。これによって優先的にライセンスを取得でき、それに漏れたユーザはライセンスの取得に失敗します。あと、timeoutは分単位なので、上記の場合は30分ってことです。

TOP PRIORITY(1) -----> LOWER (2,3,4,,,,,)
sysadmin tokyo yokohama

- プライオリティの変更

上記ファイル(license.db)を直接変更する。※バックアップは必須ですよ

●ライセンスの移動

IBMサイトで新サーバのホストIDを登録して、新しいライセンスキーをもらうことが出来ます。インストール時に必要だったアカウントと、ライセンスサーバ用のアカウントを作る必要があります。これってどうよ?
取得したライセンスキーを license.db ファイルに追加することで有効になります。再起動不要です。

詳細はIBMライセンスセンター
https://www14.software.ibm.com/webapp/iwm/web/reg/signup.do?source=rational


新しいリージョンを作成する(Windows用)

インストール時に設定したリージョンの他に、Windows用にリージョンを作る必要があります。インストール時のはUNIX専用です。ま、自然のそのようになります。
Windows用なので、単純に_WINってつけてみました。

cleartool mkregion -tag JAPAN_WIN

簡単。

新しいビューを作成する(管理用)

サーバには最低ひとつ管理用のViewが必要になります。管理用アカウント名が vobadm なので、それ用となります。これは、レプリカ作成したあとなどで、そのVOBにアクセスするために必ず必要なものです。

su vobadm
ct mkview -tag vobadm_view /japan_data/views/vobadm_view.vws

これも簡単。

Windowsからアクセス(Sambaの設定)

WindowsからUNIXにアクセスするのに、僕はSambaを使っています。で、以下はその設定方法なんですが、ここに載せようかちょっと迷いました。というのも、Sambaに関してはもっと参考になる優秀なサイトが多いからです。ここでは特にクリアケースに必要な設定をのせますが、普通にしょぼいので、本当に参考までに見てください。サンバのインストールはされているものとします。そのインストール方法はまた、「その他」の所にでも書くかもしれません。。。予定は未定。

設定ファイルの場所(Sambaを/usr/loca/sambaにインストールした場合)
/usr/local/samba/lib/smb.conf

[vobs]
comment = Vobs Storage Directory
path = /japan_data/vobs
read only = No
oplocks = No
create mask = 0775
directory mask = 0775
guest ok = Yes
hosts allow =

[views]
comment = Views Directory
path = /japan_data/views
read only = No
oplocks = No
directory mask = 0775
guest ok = Yes

上記を追加すれば、Windowsから vobs と views っていうディレクトリが見えるはず。 vobs の最後の行は簡単なIPによるアクセス制限がかけれます。IPを直接ならべてもいいし、ネットワーク単位でもOK。簡単に例文を書くと、

hosts allow = 192.168.0.1 192.168.10. 192.168.20.

これで、192.168.10.1ってIPと、192.168.10.*** と 192.168.20.*** のPCがアクセス出来ます。ネットワークを入れるときは最後の「.」(ドット)を忘れずに。
あと、僕の環境でSambaのアクセスが遅くて、ちょっと速くならないものかと、色々試しました。これはチューンアップなんだけど、global に下の一行を追加するとWindowsからのアクセスが少しは速くなるはずです。た、たぶんねぇ。

[global]
socket options = TCP_NODELAY SO_RCVBUF=8192 SO_SNDBUF=8192

いよいよ VOB を作る!

ふう、ようやくここまでたどり着いた。これを作ってようやくクライアントがアクセスできる形になります。もっとサクッといく予定だったんだけど、以外に項目つかったな。後の、トラブル編とか思いやられる。
さて!VOBの作成はそんなに難しくないから、一度作ればそれをチョコチョコっと変更すればいい。ので、最初だけ気合をいれてそれを定例文のように使ってください。あくまで僕の環境でなので、ご注意を。

まずは管理者用アカウントになって
su vobadm

UNIXタグでのVOBを作ります(↓のコマンド、一行です)。
cleartool mkvob -public -c "/tokyo/clearcase_prj/docs" -password japan -tag /tokyo/clearcase_prj/docs /japan_data/vobs/tokyo_clearcase_prj_docs.vbs

で、それをマウントする。
cleartool mount -a

Windows用のタグを追加する(↓のコマンド、一行です)。これ長くなる。。。
cleartool mktag -vob -tag \\tokyo_clearcase_prj_docs -public -region JAPAN_WIN -password japan -host japan -hpath /japan_data/vobs/tokyo_clearcase_prj_docs.vbs -gpath \\\\japan\vobs\\tokyo_clearcase_prj_docs.vbs /japan_data/vobs/tokyo_clearcase_prj_docs.vbs

それで作った所へ移動して
cd /tokyo/clearcase_prj/docs

レプリカのサイト名を変更する。これは絶対にすべき、デフォルトを使わないように。将来的に訳わかんなくなっちゃいます。
multitool rename replica:original japan6

さて簡単に解説。2行目の mkvob コマンドでいよいよVOB を作っているわけですが、リージョンは設定しなくてもデフォルトのリージョン、ここでは JAPAN が勝手につきます。あとパスワードはここで設定。ここでは例えばで「東京でのクリアケースプロジェクト 」のドキュメント管理用、ってなイメージのVOBを作成しました。たとえば、このプロジェクトにDATA置き場が必要になったら「/tokyo/clearcase_prj/data」なんて名前のVOBを作れば見やすいです。名前はもちろん自由に決めてください。

名前なんだけど、UNIX用とWINDOWS用でちょっとルールが違います。UNIX用だと / が使えて階層化できますが、Windowsは出来ません。なので _ (アンダースコア)で区切りました。経験上、UNIXとWINDOWSでぜんぜん違う名前をつけると将来混乱するだけなので、気をつけましょう。あと、同じような理由でVOB のストレージエリアの名前もVOB名と一緒にすることをオススメします。

Windowsタグ作成時の -gpath はWindowsからアクセスする時のパスなので、YENマーク(バックスラッシュ)で表すわけですが、特殊文字なので二つ並べる必要があります。

作りたてのVOBはデフォルトのレプリカサイト名が original となります。マルチサイトで使わない限り関係ないけど、これは絶対にサイトにあわせて変更すべきです。ここでは日本のサーバだ!と分かりやすいように japan6 としました。あ、最後の6はクリアケースのバージョンです。

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